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大理石の男[だいりせきのおとこ]
『大理石の男』(だいりせきのおとこ、原題:''Człowiek z marmuru'')は、1977年のポーランド映画。「抹殺」された労働英雄の男性と、その事績を発掘しようとする若い世代を描く。ポーランド国内では1977年2月25日に公開され、3か月で270万人を動員した。映画は2年間の海外上映禁止処分を受けたが、1978年の第31回カンヌ国際映画祭でポーランド当局に無断でスニークプレビューされ、国際映画批評家連盟賞を受賞した。本作の主役と労働英雄の息子を主人公に、1981年に続編として『鉄の男』が製作され、こちらは同年の第34回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した。 == ストーリー == 映画学校の生徒アグニェシカは、1950年代の労働英雄の姿をテーマに卒業映画を作ろうとしていた。そんな中、博物館の倉庫でかつての労働英雄ビルクートの彫像を発見し、ビルクートの当時の状況やその後を知ろうと関係者への聞き込みを行うことで物語が展開する。 関係者から出たビルクートの話は、ビルクートが1950年代のイデオロギーによって労働者の彫像として振りまわされた悲劇や、ビルクートが同僚をかばったがために刑務所へ送られ、妻とも別れさせられたという事実であった。しかし、アグニェシカが1950年代の状況を探ることで政府からにらまれることを忌避する上司は、ビルクート本人を見つけられなかったことを理由に撮影自体の中止を命じる。アグニェシカはそのことで失望するも父親の、カメラがなくても本人を見つけるべきだとの言葉に打たれ、ビルクートの息子・マチェックに会う。マチェックは父親が死んだことを告げ、諦めるよう伝えた。しかし、アグニェシカはマチェックを説得し、ともにワルシャワの放送局に向かうのだった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大理石の男」の詳細全文を読む
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