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大西洋コンゴ語派[たいせいようこんごごは]
大西洋コンゴ語派（たいせいようコンゴごは）はニジェール・コンゴ語族の一語派。名詞分類法では同語族の核を為す。大西洋コンゴ語派はマンデ語群、ドゴン語群、イジョイド語群、一部のコルドファン語派を除く全てのニジェール・コンゴ語族の基になっている。ムカロヴスキーの西ニグリティックは大凡近代の大西洋コンゴ語派と一致する。コルドファンを除く大西洋コンゴ語派は伝統的に大西洋語群とヴォルタ・コンゴ語群に分類されて来たが、正当な系譜の接点があるかは疑わしい〔Guillaume Segerer & Florian Lionnet 2010. "'Isolates' in 'Atlantic'". ''Language Isolates in Africa'' workshop, Lyon, Dec. 4〕。右の表では、最も変化している言語（セヌフォ語、クル語）は上に書いてあり、変化が少ない言語（クワ語、ヴォルタ・ニジェール語族、ベヌエ・コンゴ語族）は下に書いてある〔Roger Blench, Niger-Congo: an alternative view 〕。かつての大西洋語群はセネガンビア語、バク語、メル語、ゴラ語、リムバ語に分かれ、文字の記録が無いため並べられている。ヴォルタ・コンゴ語群（サヴァンナ語からベヌエ・コンゴ語）は完全にクル語やセヌフォ語から離れている。クワ語やサヴァンナ語が不正であると証明されれば、言語系統樹はより複雑になるだろう。まだ分析が不十分な言葉にバヨトゥ語やブング語があり、新たな枝を作る事になるかも知れない。グロットログ（2013年）はコルドファンの枝（ラフォファ語、タロディ語、ヘイバン語）や分類困難なラール語を認めておらず、大西洋コンゴ語派に入るか疑問としている。彼はこれらの言語を大西洋コンゴ語派に入れたとしてもニジェール・コンゴ語族には入れないとしている。
== 脚注 ==
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』
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