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大野ヶ原(おおのがはら)は、四国カルスト西部の高原、または西予市の一地名である。 == 概要 == === 地理・地形 === 行政区域は愛媛県西予市に属する。 四国カルスト西部の典型的なカルスト高原で、高知県側の天狗高原と共に標高は1000m〜1400mに達する。付近の大川嶺(おおかわみね) - 皿ヶ嶺(さらがみね) - 瓶ヶ森(かめがもり)と共に1000万年程より前からあり、愛媛県下では一番古い地形である。大野ヶ原から南に見えるなだらかな丘が源氏ヶ駄場 (1402.8m) 〔参考文献より〕で、その稜線が愛媛県と高知県の県境になっている。竜王神社近くの小松が池はドリーネに水がたまったもので、こういった例は世界的にもかなり珍しい(他にはウバーレ、ポリエ、カレンフェルトなどがある)。1964年に四国カルスト県立自然公園に指定された。碁石ヶ森、鉢巻山、源氏ヶ駄場、姫草といった山々がある。 また、この地では牛の放牧が盛んである。戦後に開拓した際、寒くて土壌が酸性の大野ヶ原は農作に適さない厳しい環境だったために酪農が開始された〔『原野に挑んだ人』愛媛新聞2013年1月4日付第13面〕。 豪雪地帯でもあり、特に1962年から1963年にかけての38豪雪では大野ヶ原小学校で約3メートルほどの積雪を記録した。ちなみにこの時、麓の野村町立惣川中学校(現在は廃校)でも145cmの積雪を記録している。 愛媛県道36号野村柳谷線が東西を横切るように走っており、途中で愛媛県道・高知県道383号四国カルスト公園縦断線が分岐する。バスは通っていない。県道の沿線には大野ヶ原小学校と竜王神社がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大野ヶ原」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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