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本遠寺[ほんのんじ]
本遠寺(ほんのんじ)は、山梨県南巨摩郡身延町にある、日蓮宗の寺院。山号は大野山。塔頭が一寺ある(良円寺)。 == 概要 == 『甲斐国志』によれば、1609年(慶長14年)徳川家康の側室・養珠院(お万の方)の帰依を受けた久遠寺22世・日遠が開山となり創建した。1653年(承応2年)養珠院が亡くなり、遺言により、本遠寺に埋葬された。 1608年(慶長13年)江戸城で行われた浄土宗と日蓮宗との宗論(慶長宗論)において、日蓮宗は敗者となった。その後、徳川家康は「念仏無間」は経典にない空論として、日蓮宗の本山寺院に対して誓状の提出を迫った。日遠は日蓮の教えである「四箇格言」を捨てる訳にはいかず、誓状の提出を拒んだ。徳川家康は命令に逆らう謀反者として日遠を安倍川河原で磔刑に処そうとした。日遠に帰依していた養珠院は徳川家康に日遠の減刑を嘆願し、刑の執行は許された。その後、隠棲した大野の庵が本遠寺となる。 現住は62世近日法貫首(身延町妙泉寺より晋山)。小西法縁。
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