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大阪市問題(おおさかしもんだい)とは、大阪市職員(大阪市役所とその各部局と区役所)のカラ残業、厚遇問題などの総称である。 全国でも大きく取り上げられ、また、これがきっかけとなり、全国の他の自治体でも地方公務員に対する不適切な厚遇などが発覚したため、改革の動きは大阪市だけでなく全国に波及している〔週刊ダイヤモンド2010年11月27日号 p.69〕。 == 概要 == 大阪市がいわゆる「公務員天国」の状態となったのは中馬馨が就任して間も無い1960年代前半頃から始まった。労働組合や部落解放同盟との馴れ合いが深まり、その結果、癒着状態となったことに始まった。 大阪市の問題が一般市民に知れ渡るようになったのは、21世紀に突入後、毎日放送のニュース番組VOICE内でのコーナー「闇の正体」で取り上げられた「カラ残業問題」が発端となってのことであった。その後も、VOICEが率先してこの大阪市の問題を取り上げ、報道関連の賞を受賞した。 その後、大阪市は市政改革に取り組み始め、2005年4月1日に市政改革本部を設置し、2005年、2006年度の2年間で集中的に抜本的な市政運営の改革を進めてきた。 しかし、2007年末には市政改革を推進してきた現職關淳一が落選し、新たに戦後初の民間出身市長である平松邦夫が就任した。平松は市政改革推進会議の解散や交通局の維持を主張したが、改革路線は継続された。ところが、翌2008年から裏金問題など職員による不祥事が次々と発覚した。 2011年末には大阪都構想を巡って対立を続けていた橋下徹前大阪府知事が就任。大阪都構想は頓挫したものの、交通局など現業部門の民営化を含めた大幅な市政改革を掲げている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大阪市問題」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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