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大阪弁(おおさかべん)とは、大阪で話される日本語の方言で、近畿方言(上方言葉または上方語)の一種である。定義は以下の通り。 # (狭義)大阪市の方言:摂津方言の一種(船場言葉を含む)。当記事で記述する。 # (広義)大阪府の方言:摂津方言・河内方言・和泉方言に大別される〔楳垣編(1962)、429頁。〕。 大阪府下は大部分が大阪平野であり、大阪市を中心に人的交流が活発であるため、他都道府県と比べて方言差は小さい。河内弁の特異性が注目されやすいが、実際には泉南地方の泉州弁が府下で最も特異性の強い方言である〔橋爪監修(2009)、12頁。〕。伝統方言の衰退・変化が著しい現在では、地域ごとの方言差よりも世代間の方言差の方が大きくなっている〔『大阪府のことば』10頁。〕。 ---- 大阪弁(おおさかべん)とは、大阪市を中心とする地域で話されてきた日本語の方言である。 == 概要 == 大阪市は近畿地方の経済・文化(特にテレビ放送)の中心地であることから、大阪弁は近畿地方一円(場合によっては四国なども)の方言に強い影響力を持ち、漫才などを通じて全国的にも知名度・認知度が高い。京都などと同様に大阪では方言への愛着や自負心が強く、地元を離れた時やテレビに出た時にも大阪弁を使い続ける人が少なくない。東京の言葉への対抗意識も大きいが、一方で語彙面を中心に共通語化が進んでおり、他府県からの人口流入もあって大阪弁は変容し続けている。 江戸時代から近代にかけて、現在の大阪市内にあたる地域には地区や階層によって様々な言葉が存在していた。船場(町人=船場言葉)、天満(役人=江戸訛り)、天王寺(農民)、島之内(芸人)、長町(スラム)、木津(または、ざこば、市場商人)など。明治後期以降、大阪市電の路線網の充実化などによって市内各所の交流が活発になるにつれて、市内の言葉は均質化・簡略化していったという〔前田(1977)、47頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大阪弁」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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