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大阪ガス株式会社(おおさかガス、商号:大阪瓦斯株式会社、)は、近畿地方(主に京阪神)を中心に、3,220km2、707万世帯を供給対象としている一般ガス事業者である。旧野村財閥の中核であるため大和銀行(現・りそな銀行)と親密である。東京ガス、東邦ガス、西部ガス、同様に大手4大都市ガス事業者の一つである。 都市ガスの販売量では全国2位(約87億m3、シェア25%)。ガス導管総延長は60,395km(2011年度末)に及ぶ。本社は大阪府大阪市中央区に所在する。 == 概要 == 主な事業内容は # ガスの製造、供給および販売 # LPGの供給および販売 # 電力の発電、供給および販売 # ガス機器の販売 # ガス工事の受注 となっている。 大阪ガスは企業競争力のベースを技術に求めており、研究開発は最も重要な企業差別化戦略の一つと考え、さまざまな新技術の研究開発、実用化に積極的に取り組んでいる。 その中には「低輻射方式」(機器表面の熱を下げることで輻射熱を低減する方式。"涼しいガス厨房シリーズ" 涼厨機器を二重構造にし、機器内側の空気の流れにより機器表面の熱を奪うことで輻射熱を低減)などがある。 りそなHDと親密関係にある。戦前は野村財閥の中核企業のひとつだった。現在も本社ビル(大阪瓦斯ビルヂング)の1階には、主力銀行でもあるりそな銀行の御堂筋支店がある。また同社は、旧大和銀行系列の企業集団に当たる大輪会にも加盟しているが〔大輪会(だいりんかい)とは - 泉佐野丘陵緑地公式サイト 内のページ。〕、三和グループの社長会・三水会にも加盟している〔 - 同志社大学学術情報検索システム内のページ。筆者は経済学者の田中彰。〕。但しみどり会には未加盟である。 ガス供給のほか、電力の卸・小売事業も行っている。また、同業者の岡山ガス、四国ガス、大津市企業局などへ天然ガスの卸売り〔大阪ガス姫路製造所から岡山ガス築港工場へ、大型LNGタンクローリーやLNGタンカーを使用して天然ガスを卸していて、現在、両事業所間を結ぶパイプラインを敷設中である。〕〔大津市企業局HP 〕〔NIKKEI BP 2005年12月7日 大阪ガス、四国ガスと岡山ガスにLNG供給を開始 〕を行っており、最近まではLNG基地を持たない関西電力に対しても行っていた。 ガス製造所:泉北製造所第1工場・第2工場(堺市・高石市 LNGタンク22基)、姫路製造所(姫路市 LNGタンク8基) 発電事業はグループ会社を含め、合計、国内約170万kw、海外約120万kwの発電施設を持ち、卸・小売を行っている。2009年(平成21年)からは、泉北地区に卸売電力事業者の発電所としては国内最大級の110万kwの泉北天然ガス発電所を設置し、関西電力、中部電力などに卸売している。〔ガスエネルギー新聞2009年4月 〕 他、同社は、2016年春からの電力小売自由化を視野に、丸紅などと共同で茨城県内で石炭火力発電所の新設を計画していたが、原子力発電所の再稼働などで採算が厳しくなるなどの理由で、2015年までに計画を断念した〔大阪ガスが茨城の火力断念 原発再稼働で採算厳しく 産経新聞 2015年12月20日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大阪ガス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Osaka Gas 」があります。 スポンサード リンク
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