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大須演芸場(おおす えんげいじょう)は、愛知県名古屋市中区大須にある寄席・劇場。大須観音のすぐそばにある。中京圏で唯一の寄席として知られる。 == 概要 == 落語や色物などを毎日上演する常設の寄席である。木造の2階建てで1階は椅子、2階は座敷席となっている〔大須演芸場が来年2月閉鎖、出演者やファンから惜しむ声 (1/2ページ) サンケイスポーツ 2013年12月14日〕。座席数は2014年までは1階:約150席、2階:約80席の計250席だったが〔足立、p.80、p.158〕、2015年の再オープン後は1階:131席、2階:48席の計179席に減少した〔貸席案内 - 大須演芸場〕。ビートたけしや明石家さんまらがまだ売れない駆け出し時代に出演している。客が少ないことでも有名で〔中野翠「満月雑記帳 908」『サンデー毎日』2012年7月1日号、p.41〕〔堀井憲一郎「堀井のずんずん調査 698 不自由な寄席はおそろしい」『週刊文春』2009年7月23日号、p.67〕〔堀井憲一郎「堀井のずんずん調査 699 大須演芸場をよろしくお願いします」『週刊文春』2009年7月30日号、p.67〕、客が1人しかいない中で上演されることもあった〔大川豊「月刊壊 第14回 勇気ある地方パワー」『 創』2003年11月号、p.115〕。 常に経営難で、大須演芸場の苦境を知って、古今亭志ん朝が独演会を開いて応援するなど、救いの手をさしのべる人たちによって閉鎖の危機を乗り越えたことでも知られる〔名古屋の大須演芸場、存亡の危機 賃料滞納で引き渡しへ 朝日新聞 2013年11月16日〕。 戦後の名古屋でほぼ唯一の常打ちの寄席だった。名古屋に限らず中京地区唯一の寄席で、落語・漫才・手品などの演芸や、年2回のロック歌舞伎スーパー一座による公演が行われ、大須大道町人祭の会場としても使われていた。 2015年9月22日一般社団法人としてリニューアル開場し、毎月1日~10日の上席のみ寄席を開催 残りの11日~末日は貸席として演芸に関する催し物、非公開の企業セミナーなどとしても利用が可能。 現在は大入り袋が出るなど順調に継続中。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大須演芸場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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