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大館曲げわっぱ[おおだてまげわっぱ]
大館曲げわっぱ(おおだてまげわっぱ)は、秋田県大館市の工芸品で、財団法人 伝統的工芸品産業振興協会によって経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定される〔大館曲げわっぱ(全国伝統品工芸センター) (財団法人 伝統的工芸品産業振興協会)〕曲物のことである。 江戸時代から伝わる伝統工芸品で1979年(昭和54年)に設立された大館曲げわっぱ協同組合に加盟する各社でそれぞれ製作販売されている。 == 特徴 == 天然秋田杉の香りの良さや、美しい木目と色合いが食べ物をより一掃美味しくさせ、高級感があるという利点があるが、原材料が木材(杉)のため、湿気や熱湯に弱く、割れやすい、傷みやすいなどの欠点もある。主におひつや、弁当箱・わっぱ飯などに使用される。 秋田音頭の歌詞の中で秋田の名物として大館曲げわっぱが歌われるなど、秋田県を代表する特産品のひとつで、秋田県伝統的工芸品に指定されている。 なお、従来は天然秋田杉の薄板を曲げて作られる円筒形の曲物だけだったが、昭和時代後半から、コーヒーカップやビールジョッキ、コップ、照明器具など、曲げわっぱの技術を使ってさまざまな器などを製作するようになり、曲げわっぱのイメージを刷新するようなところが評価され、木工作品コンテスト(日本木工機械協同組合主催)で林野庁長官賞を受賞した〔林野庁長官賞を受賞 - 大館曲げわっぱ協同組合〕。また、同じ大館市の名物、大館駅駅弁・花善の鶏めしの器でも採用されたことがある〔花善の歩み (花善)〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大館曲げわっぱ」の詳細全文を読む
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