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五両判[ごりょうばん] 五両判(ごりょうばん)とは天保8年8月(1837年)に鋳造開始され、同年11月末に発行された五両としての額面を持つ小判型の金貨である。発行が天保年間のみであったことから天保五両判(てんぽうごりょうばん)あるいは中判(ちゅうばん)とも呼ばれる。 == 概要 == 表面には鏨(たがね)による茣蓙(ござ)目が刻まれ、上下に桐紋を囲む扇枠、中央上部に「五兩」下部に「光次(花押)」の極印、さらに中央左右に丸枠の桐紋が打たれ、裏面は中央に花押、下部の左端に座人の験極印、吹所の験極印さらに右上に「保」字が打印され、丸枠の桐極印を除けば小判と同形式である。 小判と同様、座人・吹所の験極印の組み合わせが「大」「吉」である特製の献上判が存在する。また裏面の「保」字に代わりに「天」字の極印が打たれた試鋳の五両判が存在し、造幣博物館に展示されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「五両判」の詳細全文を読む
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