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天台山(てんだいさん)は、中国浙江省東部の天台県の北方2kmにある霊山である。最高峰は華頂峰で標高1,138m。 旧字表記でも天台山であり、天臺山は誤り。 == 概要 == 洞栢峰・仏隴峰・赤城峰・瀑布峰などの峰々が存在する。中国三大霊山の一つ。仏教との関係では、天台智顗(538-597)が太建7年(575年)からこの天台山に登って天台教学を確立した。601年ごろ天台山で、国清寺を修復して教団の生活規定を制定した。 呉の赤烏中(238年 - 251年)に仏教寺院が建立された、という伝承がある。支遁や曇光、竺曇猷らの僧が、この山中に住した。また、後漢のころから道教の聖地ともされていた。 竺曇猷は天台県の隣の三門県でも活躍し、国清寺の下院として密教の道場多宝講寺なども建立してある。〔〕 法華経を根本経典とした中国天台宗の開祖智顗ゆかりの地として、古くから仏教信仰を集めている。仏隴峰の南山麓に天台大師(智顗)の国清寺がある。 この地方は、海上名山の台州の一部として古来伝説の越の人が住んでおり、。中国政治中心からかなり離れたところなので、庶民文化はゆったりと南方特有の女性中心で、縦関係を尊ぶ中原漢文化からの影響は少ないといわれる。仏教は今も天台やその東の三門県でさかんである。 天台山の名は日本では日本天台宗山門派の総本山の比叡山(滋賀県大津市)の別名として使われることもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「天台山」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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