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天地之中 : ウィキペディア日本語版
「天地の中央」にある登封の史跡群[てんちのちゅうおうにあるとうほうのしせきぐん]

「天地の中央」にある登封の史跡群(てんちのちゅうおうにあるとうほうのしせきぐん)は、中華人民共和国の世界遺産の一つである。中華人民共和国(中国)の河南省に聳える嵩山は、古来五岳の中心をなす聖なる山として、宗教的・文化的に重要な位置を占めてきた。この世界遺産は、その嵩山周辺で歴代の王朝時代に築き上げられてきた、嵩山少林寺をはじめとする8件の歴史的建造物群を対象としている。
UNESCO世界遺産センターは、公式な英語・フランス語登録名とは別に、中国語名として「登封 “天地之中”历史古迹」という名称を示している〔Historic Monuments of Dengfeng in “The Centre of Heaven and Earth” - UNESCO World Heritage Centre 〕。
== 天地之中 ==

古代中国の宇宙観は「天円地方」、すなわち「天は円く、地は四角い」というもので〔劉 (2011a)〕〔、その天地が巨木や高峰でつながっていると信じられていた〔。
中国は中華思想に基づき自らを天地の中心に置いていた。その中でも中心に位置するとされたのが中原で、古代の為政者はここに都を置いた〔。嵩山は「五岳」の中心としてそこに聳え、天地の中心に位置する聖なる山として、古くから仏教儒教道教などの宗教的な建造物群が多く作られるとともに、学術・教育に関する施設も形成されてきた〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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