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太平洋問題調査会[たいへいようもんだいちょうさかい] 太平洋問題調査会(たいへいようもんだいちょうさかい、''The Institute of Pacific Relations'')は1925年にホノルルに設立され1961年まで活動を続けた、国際的な非政府組織・学術研究団体である。略称はIPR。 ==概要== 環太平洋(アジア・太平洋)地域内の民間レベルでの相互理解・文化交流の促進を目的として設立され、当該地域の政治・経済・社会など諸問題の共同研究を通じ学術専門家たちの国際交流をはかることを主な活動とした。第二次世界大戦前にはこの地域に関するほとんど唯一の国際研究機関としての役割を果たし、同地域におけるNGOの先駆的存在とみなされている。 ビッソン、ラティモア、ノーマンなど、第二次世界大戦後に活躍するアジア研究者・日本研究者を育成する役割を果たし、特にアメリカではそれまで立ち遅れていた中国学・アジア地域研究の発展の基礎が作られた。しかし東西冷戦の影響のもと、特にアメリカで左派的・容共的団体とみなされて反共攻撃の標的になり、解散のやむなきに至った。 日本支部である日本太平洋問題調査会(日本IPR)は1926年に設立され、第二次世界大戦中の脱退・解散をはさみ、戦後の再建・復帰を果たすも1959年に解散された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「太平洋問題調査会」の詳細全文を読む
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