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太秦古墳群 : ウィキペディア日本語版
太秦古墳群[うずまさこふんぐん]
太秦古墳群(うずまさこふんぐん)は、大阪府寝屋川市東部の丘陵上に所在する古墳群古墳時代中期から後期にかけての群集墳ではないかと考えられている。
== 概要==
寝屋川市東部の太秦高塚町、国守町とその周辺の丘陵には、円墳と考えられる太秦高塚古墳の存在が以前から知られていた。それ以外にも各所から埴輪須恵器が出土しており、付近には小金塚、向ヒ塚、廻し塚、モロ塚、上ノ山、墓ノ山、松谷山、段谷山など古墳の存在を窺わせる「塚」や「山」のつく小字名が知られ、かつては、かなりの広がりのある古墳群が存在したようである。1962年には太秦熱田神社の裏山から牡鹿の頭部と考えられる埴輪が出土したり、1965年には太秦高塚古墳の南約300メートルで木棺直葬と考えられる主体部が発見され、鉄鏃、直刀などが出土している。これ以外にも三環鈴、金環、銅鏃、子持勾玉2、勾玉3、紡錘車2などが付近にあった古墳の出土遺物として知られている。これらを総称して太秦古墳群と呼ばれている〔西田(1994)p85.〕。京都と大阪を結ぶ、第二京阪道路の建設に伴って2001年から2003年にかけて大阪府文化財センターが道路予定地内の事前調査を行い、古墳時代中期から後期にかけての墳丘を削平された小規模な古墳25基を発掘している。これらの古墳は尾根上で検出されたことから太秦古墳群の尾支群と呼ばれることになった。また同じく2001年には、寝屋川市により太秦高塚古墳が史跡整備のため発掘調査されており、その全容がほぼ明らかにされている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「太秦古墳群」の詳細全文を読む



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