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太陽と戦慄(Larks' Tongues in Aspic)は1973年に発表されたキング・クリムゾンのアルバム。原題の直訳は「雲雀の舌のゼリー寄せ」となる。全英20位・全米61位を記録。 == 解説 == リーダーのロバート・フリップはメンバーとの音楽性の相違から来るバンドの内紛に嫌気がさし、契約の残っていた1972年アイランド・ツアー終了の4月、キング・クリムゾンの解散を宣言する。しかし、フリップは当時イエスのドラマーだったビル・ブルーフォードの演奏をライブで見て感銘を受け、イエスから彼を引き抜き、旧友ジョン・ウェットンらの新メンバーを集めてキング・クリムゾンを再結成し、1973年に本作を発表した。作詞は、ジョン・ウェットンの友人リチャード・パーマー=ジェイムズが担当。 1969年のデビュー以来、キング・クリムゾンは作品ごとに音楽性を変化させてきたが、本作の表題曲では「静と動」で構成された即興演奏を披露している。その意欲の高さと高度な演奏、前衛的ながらロックの枠からははみ出さない音楽性は高い評価を獲得し、のちにはキング・クリムゾンの代表作のひとつに数えられた。収録曲の「太陽と戦慄パート2」は現在でもキング・クリムゾンの人気レパートリーの一つである。 ジェイミー・ミューアのパーカッション演奏も話題となったが、ミューアは2月10日のライヴ(アルバム発表前)を最後に仏教修行の為脱退。ミューアから相談を受けていたEG首脳部は「けがのために脱退した」と発表したが、事実ではないと後年本人がインタビューで述べている。そのため、このラインナップは本作だけで終わり、次作『暗黒の世界』は4人編成で制作された。 「トーキング・ドラム」の曲名の由来は、曲中にミューアが使用しているブードゥー・ミュージック系打楽器の名称から。上下2面のドラム皮を互いにひもで張り合わせた形状で、ひもの締めつけかたを変えて音程を自在に操るミューアの妙技が披露されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「太陽と戦慄」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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