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太陽向点[たいようこうてん]
太陽向点(たいようこうてん:solar apex)は、太陽(または太陽系)の進んでいる方向である。ひとつは太陽に近い(明るい)恒星(群)に対する太陽の動きの方向で19.5km/秒程度の速さでベガの南西のヘルクレス座の方向に運動している。反対の方向を太陽背点( ''solar antapex'' )といい、こいぬ座の ジータ星の方向にある。ドイツ語版Wikipediaによれば、現在認められている太陽向点は銀河座標で銀経57度、銀緯22度の方向に19.7km/sの方向に運動している。(太陽系は銀河の中心のまわりを 217 km/sで運動しているが、その方向は銀河太陽向点として区別される。) 1783年にウィリアム・ハーシェルがすでに太陽の天球に対する動きに気付き、1822年にガウスが太陽向点を計算したが発表されることはなかった。後にオーギュスト・ブラベーやジョージ・ビドル・エアリーが太陽向点をそれぞれ求めた。20世紀になって恒星それぞれの運動の分布に対する太陽の動きを決定することの困難さが明らかになった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「太陽向点」の詳細全文を読む
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