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太陽定数[たいようていすう]
太陽定数(たいようていすう)とは、地球大気表面の単位面積に垂直に入射する太陽の仕事率(単位時間当たりのエネルギー量)のことであり、約1366W/m2に当たる。右図は人工衛星を使って観測した太陽定数の時間的な変化のデータで、周期的に変化〔Solar Constant(World Radiation Center) 〕しているが、その変化量は0.1%程度であり定数として扱われてきた。太陽の放出するエネルギーの指標であり、太陽黒点の活動の変化などでも太陽定数は変化する。太陽定数は周期的にわずかに変動している。ただしその変動の大きさは0.1%程度であり、平均気温への影響量も0.1℃程度と見られている〔Solar Variability: Striking a Balance with Climate Change, NASA 〕。ただし、46億年前の太陽系及び地球誕生時には太陽の放射仕事率は現在の70%程度だったと考えられており、数億年単位の長期的には太陽定数は徐々に増大してきた。 == 太陽エネルギー数値の関係 ==
* 太陽定数が1366W/m2であるので地球の断面積127 400 000 km²をかけると地球全体が受け取っているエネルギーは1.740×1017 Wとなる。 * 太陽から見た地球の視野角は1/11 000ラジアンなので 立体角は1/140 000 000 ステラジアンとなり、太陽が放出しているエネルギーの量は約 3.86×1026W である(太陽の光度)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「太陽定数」の詳細全文を読む
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