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奇しき薔薇の聖母 : ウィキペディア日本語版
奇しき薔薇の聖母[くすしきばらのせいぼ]

奇しき薔薇の聖母(くすしきばらのせいぼ ラテン語Maria Rosa Mystica)とは、聖母の呼び名の一つであり、「奇しき薔薇」とは「聖母マリアの連祷」(ロレートの連祷)の中の一つに含まれる呼び名である。〔TRUE TRAD JAPAN, SSPX Resistance Austrasia, Frs Chazal Picot 〕 なお、1947年イタリアモンティキアーリに住む看護師ピエリーナ・ジリ(Pierina Gilli)に聖母の出現が頻繁に起こり、この時に聖母が、毎月13日を聖母の日として祝うように、毎年7月13日を「奇しき薔薇の聖母」を讃える特別な日として祝うようにと願った。聖母は、モンティキアーリとフォンタネッレで、「奇しき薔薇の聖母(Rosa Mystica)」として出現した。
このことから、モンティキアーリとフォンタネッレで出現した聖母を「奇しき薔薇の聖母」(Rosa Mystica)と呼ぶようになった〔The Miraculous Image of Rosa Mystica 〕。
==聖母の出現==

===モンティキアリでの出現・1947年===

ピエリーナ・ジリは、1911年8月3日モンティキアーリに生まれ育ち、そこの病院で看護師をしていた。彼女のもとに聖母の出現があり、聖母は数度「奇しき薔薇(Rosa Mystica)」を名乗っている。
*最初の出現
1947年の春に彼女の勤務先の一室で、大変美しい女性が紫色のドレスに白いベールを被り、大変悲しそうな顔をしていた。眼は涙であふれ、床を濡らした。その女性の胸には大きな剣が3本刺さっており、「祈り、犠牲、償い。」とその女性は言い、その後は黙っていた〔〔Montichiari-Fontalle 〕。
*2度目の出現
1947年6月13日に先日の女性が日曜日の朝早くに病院に現れた。今度は白いドレスで3本の剣の代わりに3つのバラの花、一つは白く、もう一つは赤く最後は黄金色であった。ピエリーナはその女性に訊ねた。「あなたは誰なのですか。教えて下さい。」するとその女性は頬笑みながら答えた。「私はイエスの母であり、あなた方全ての母です。」〔〔
彼女は続けた。「私たちの主は、全ての男女の修道院、修道会、修道者、教区司祭のために、奇しき薔薇の聖母の信心業をもたらすように私を送りました。私は、特別な方法で、私を崇敬するそれらの修道院、修道会、修道者、教区司祭に、特別な保護、召し出しの増加、召し出し捨てる人の減少、そして、聖職者を偉大な成聖に導くことを約束します。」〔〔
彼女の言葉は続いた。「私は、毎月13日を聖母の日として祝うよう望みます。」〔〔

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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