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奇異雑談集
奇異雑談集(きいぞうだんしゅう)は日本の説話集、奇談集である。編著者は不明。江戸時代の貞享4年(1687年)京都の茨木多左衛門から出版された。版行以前に書かれたとみられる写本も確認されており、その祖型の成立はそれ以前であると見られている〔冨士昭雄「奇異雑談集の成立」(『駒澤國文』9 1972年 10-20頁)〕〔高田衛 編・校注 『江戸怪談集 上』 岩波文庫 岩波書店 1989年 369-397頁 ISBN 4-00-302571-7〕。 諸国の奇談や怪異の説を収録しており、いくつかの話には挿絵がつけられている。序文には「唐土本朝怪異之説ヲ録(しる)シテ以テ後人ニ遺(のこ)ス」とあり、中国の小説集『剪灯新話』などから翻訳された話なども収録されている(「妹の魂魄妹の体をかり夫に契りし事」は「金鳳釵記」からの、「女人死後男を棺の内へ引込みころす事」は「牡丹灯記」からの翻訳であることが本文にも明記されている)〔。 == 脚注 ==
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「奇異雑談集」の詳細全文を読む
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