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奥豊後[おくぶんご]
奥豊後(おくぶんご)は、大分県(旧豊後国)南西部の大野川の上中流にあたる地域である。 == 概要 == 行政区分で言えば、概ね現在の竹田市、豊後大野市を中心とした地域が奥豊後に相当する。臼杵市の旧野津町域、佐伯市の旧宇目町域も奥豊後とされることが多く、竹田市内でも大野川流域から外れる旧直入郡直入町・久住町は除かれることも多い。狭義では、大野川の上流部にあたる旧竹田市を中心とする地域のみを奥豊後とすることもある。 大野川の上中流域にあたるこの地域は、阿蘇山系、九重山系、祖母・傾山系といった九州を代表する山岳に囲まれており、これらの山々から湧き出す豊富な良水に恵まれ、名水百選に選ばれた白山川や竹田湧水群をはじめとする清流や湧水に富んでいる。また、河川が作り出す奇観が各所に見られ、多くの名瀑を擁する。さらに、豊かな水を農業に利用するために中世から近代にかけて造られた水利施設が数多く残っている。 文化的には、大分県や熊本県を中心に発達した日本では特異な石造文化の中心地のひとつであり、数多くの磨崖仏や石橋が遺っている〔奥豊後の旅 大分バス〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「奥豊後」の詳細全文を読む
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