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女子修道院長[じょししゅうどういんちょう] 女子修道院長(じょししゅうどういんちょう)とは修道女の共同体の長であり、多くは女子修道院の長である。「修道院長」を指すラテン語abbasの女性形であるabbatissaからきている〔Catholic Encyclopedia. http://www.newadvent.org/cathen/01007e.htm〕。 ==概要== カトリック教会(ローマカトリック及び東方典礼カトリック教会の両方)、東方正教会、コプト正教会、聖公会の修道院においては、女子修道院長の選出の手続き、地位、権限、権威は通常男子修道院長と同じように扱われている。女子修道院長は40歳以上で10年以上修道女であった女性でなければならない。この役職は選挙によるものであり、共同体に所属する修道女の秘密投票により選ばれる。カトリックの場合、修道院長同様、ローマの聖座の権限によって役職の承認を受けた後は、女子修道院長は修道院がある地域の司教か、適切な認可を得ている男子修道院長や他の司教によるおおやけの祝福によって厳粛に職を認められる。男子の修道院長と異なり、女子修道院長は指輪と修道会規則の文書のみを受け取る。儀式の一部としてミトラや牧杖は受け取らない。しかしながら、古来からの慣習により、自らの共同体を率いる時に牧杖は持ってよい〔Tradition in Action. http://www.traditioninaction.org/Questions/E010_OLGS_Scepter.html〕。伝統的に、女子修道院長は役職の象徴として修道服の胸に十字架も加えてつけることになっている。しかしながら男性の宗教者と違って聖職者としての叙任を受けていないため、礼拝において各種の祭服を着ることはなく、自分の宗派の修道服を調整して着る。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「女子修道院長」の詳細全文を読む
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