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姉倉比売神社[あねくらひめじんじゃ]
姉倉比売神社(あねくらひめじんじゃ)は、富山県富山市にある神社である。姉倉姫神社とも表記する。古墳の上に建造されている。 富山市内に同名社が2社(富山市呉羽町小竹1813、富山市(旧大沢野町)船倉2360)あり、どちらも式内社「越中国婦負郡 姉倉比売神社」の論社となっている。どちらも旧社格は村社。 ==祭神== 祭神は姉倉比売神(あねくらひめのかみ)である。両社の社伝を総合すると、姉倉比売神は一帯の賊を征伐して、船倉山に居を構えて統治し、地元民に農耕、養蚕、機織などを広めた。姉倉比売神は能登の伊須流伎比古神(伊流岐比古神社の祭神)と夫婦であったが、伊須流伎比古は仙木山の能登比売(能登比売神社の祭神)と契りを交わしてしまった。怒った姉倉比売は船倉山の石を投げつくして能登比売を攻撃し、姉倉比売の妹の布倉比売もそれに加勢し、越国は大乱となった。出雲の大己貴命が越国に赴き、その調停により乱は鎮圧された。姉倉比売は混乱を引き起こした罰として、領地を没収されて呉羽小竹に流され、土地の女性たちに機織を教えるよう命じられたという。 「婦負郡」という地名は姉倉比売神にちなむものであり、「呉羽」の地名も機織に関係のあるものである。 呉羽の姉倉比売神社は他に天照皇大神・大己貴命・武御名方主命を主祭神とする。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「姉倉比売神社」の詳細全文を読む
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