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姫路大博覧会(ひめじだいはくらんかい)は、姫路市の手柄山ほか3つの会場において1966年4月3日から6月5日まで開催された博覧会である。姫路城昭和の大修理の完成を記念して挙行され、期間中に約150万人の入場者があった。 博覧会の跡地は手柄山中央公園および遊園地(ひめじ手柄山遊園)として今も市民の憩いの場になっており、かつてのパビリオンの一部も当時のまま存在している。〔安原伸の自主制作映画「明治天皇宇宙の旅」のロケに利用された。〕 期間中の交通機関として姫路モノレールが運営されていたが、博覧会終了から8年後の1974年に運休することとなった。 ==主な施設・パビリオン== === 中央会場 === 現在の手柄山公園がメイン会場であった。現在も残る西洋の城を模した建築物や回転レストランは当時のパビリオンの名残である。また会場内にはロープウェイなども設置されていた。 ; 姫路館 : 姫路の地場産業の紹介など。当時、姫路では主要産業であったマッチ製造に展示の力が注がれていた。また「未来の姫路」と題されたジオラマには姫路バイパス、中国自動車道をつなぐ自動車環状線〔後に実際にこれらを連絡しているのは播但連絡道路である。〕と姫路北西部に延びるモノレール路線、姫路FM、TV局の電波塔が描かれていた。 ; 近代工業館 : IHIなどから大型タンカーの模型などが展示されていた。 ; 電力館 : 関西電力が主になる未来の電力技術を描いたパビリオン ; 電波館 : NHKなどが主になる放送技術の展示パビリオン ; 自動車館 : 国内主要自動車メーカが主となる新車展示パビリオン ; 交通科学館 : 国鉄、日本航空が主となる未来の交通を展示するパビリオン。当時姫路にはまだ延伸していなかった新幹線と当時の最新鋭ジェット旅客機ボーイング727の模型が展示されていた ; 繊維館 : 繊維産業は当時、姫路の主要産業であり大きな展示がされていた ; 国際館 : 協賛各国の展示パビリオン。特にドイツ館がおおがかりであり、また当時国連加盟国であった中華民国のパビリオンもあった ; 古銭・たばこ館 : 専売公社および三和銀行の展示館 ; 回天館 : 人間魚雷回天を展示した慰霊パビリオン ; 海底探検館 : 実物の潜水艇が展示されていた ; 宇宙館 : ラムダロケットおよびジェミニ宇宙船が展示されていた ; 安全館 ; 生活科学館 ; 子供の国館 ; 観光めぐり館 ; 農林水産館 ; 播磨館 ; 姫路博テーマ塔 : ロサンゼルス国際空港の管制塔を模して作られた展望塔。展望台部は回転レストランになっている。2011年現在も営業中である 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「姫路大博覧会」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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