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姫路市営放送
姫路市営放送(ひめじしえいほうそう)は、1952年の開局を目指しながら、開局が実現しなかった日本の中波民間放送ラジオ局である。放送エリアは兵庫県姫路市周辺を予定していた。 ==前史== 元々、姫路市にラジオ局を設置する前に、太平洋戦争の影響で、NHK大阪放送局が1941年12月27日から、電波管制の影響により、夜間の放送出力を大幅に減力させることになった。これに伴い、同市に臨時の中継局を設置した。終戦後もしばらくは姫路中継局での放送は実施するも、独自のローカル放送はほとんど実施されず、加えて1948年に大阪放送局の出力強化計画が実施され、姫路中継の廃止が検討され始めた。 これを受けて、姫路市や姫路商工会議所が中心となって、1948年9月に姫路放送局(参考・NHK姫路支局)の設置を求めようとする運動が行われ、直接選挙で当選した石見元秀市長も、積極的に姫路放送局の実現へ動き出していたが、不調に終わった。しかし、大阪局の出力増強と姫路中継所の廃止については一旦は取り下げるも、将来的な大阪局出力増強などが実施される懸念が再浮上する可能性がある中、民間放送の開局へ向けた動きが活発になるとの情報をキャッチし、姫路市が運営母体となった民間ラジオ局の開設運動に発展することになった。 こうして姫路市は1950年1月に市営放送局の放送免許申請を当時の電波庁(現・総務省)に提出。同2月に市議会で300万円の予算案が承認され、本免許取得へ向けた動きを活発化させ、電波庁は民放開局へ向けた「サンプル局」として、関心を持っていると高く評価した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「姫路市営放送」の詳細全文を読む
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