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日本キリスト教婦人矯風会[にほんきりすときょうふじんきょうふうかい]
公益財団法人日本キリスト教婦人矯風会(にほんキリストきょうふじんきょうふうかい)は東京都新宿区百人町に本部を置く公益財団法人である。英語名は、Japan Christian Woman's Organization。1886年(明治19年)に設立されたキリスト教系の日本の女性団体である。日本キリスト教協議会所属。 == 概要 == 1870年代の米国で禁酒運動を大々的に展開していたプロテスタント系の禁酒運動婦人団体「女性キリスト教禁酒連合(Women's Christian Temperance Union)」の日本支部として、矢嶋楫子らが組織した〔〕〔〕。 活動初期は禁酒禁煙運動、公娼制度の廃止運動(廃娼運動)、婦人参政権獲得運動に力を置いていた。1900年頃からの、かつての廃娼運動では、救世軍中央婦人救済部と共に婦人ホーム、職業紹介、教育、人事相談、医療を行って、婦人を救済し正道に復帰せしめようとする活動を行っていた〔日本社会政策史論 P.311 海野幸徳 1931年〕。関東大震災後は特に力を入れて活動を行い、単純な醜業婦は減っていったものの、その代わりとして「裏と表と二重の職業を持っている婦人」が増えていったとされる〔東京人の堕落時代 夢野久作 1925年〕。 また、シベリアからのからゆきさん問題や帝国陸軍兵士の性病蔓延を改善するために、既にアメリカ軍では実績のあった禁酒と純潔生活を導入したいと考え、純潔運動を行った。当時の日本では、酒と女は軍隊につきものという考であったから、これらの常識に対する挑戦であった。1939年に純潔報国懇談会が設けられた際には廃娼運動の完成を求めた。〔日本キリスト教婦人矯風会百年史〕 現在は従軍慰安婦問題、靖国神社問題、戦後補償問題、天皇制問題、外国人住民基本法案制定運動、ジェンダーフリー、ポルノグラフィ規制運動などに取り組んでいる〔 日本キリスト婦人矯風会ホームページ 活動内容 〕〔 矯風会について 〕〔〕。運営施設として女性向けシェルターの女性の家HELPと矯風会ステップハウスがある。機関誌は「婦人新報」(隔月発行)〔日本キリスト婦人矯風会ホームページ 矯風会の出版物 〕。関連団体として、ECPAT/ストップ子ども買春の会、「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクション・センターなどがある〔 日本キリスト婦人矯風会ホームページ 活動内容 〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日本キリスト教婦人矯風会」の詳細全文を読む
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