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媾疫 : ウィキペディア日本語版
媾疫[こうえき]
媾疫(こうえき、英語:Covering sicknessまたはdourine)は交尾によって伝染する感染症で、トリパノソーマ症の一種。
==症状==
ウマでは半年~数年という慢性的な経過をたどり、概ね3期に区分できる。第1期には生殖器官の浮腫や潰瘍が見られる。第2期では特徴的な白っぽい瘢痕が出現する。第3期では貧血や神経異常(後肢の麻痺など)が進行し最終的には死亡する。潜伏期は通常1~2週間ほどだが不定であり、致死率は50~70%。ラバロバにも感染するが通常は無症状。
動物に実験感染させた場合、イヌは典型的な媾疫の症状を示す。ウマやウサギでは実験によって結果が異なり、媾疫の症状を示す場合と、一般的なトリパノソーマ症に留まる場合とがある。マウスやラットには感染するが症状を示さない。反芻動物は抵抗性があるが、マウスで原虫を継代すると感染するようになる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「媾疫」の詳細全文を読む



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