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存思[そんし]
存思(そんし)は、道教の瞑想法のこと。仏教の禅のような悟りを得るための無念観想の法ではなく、体内に観想を集中させることによって修法者の身体の一部に宿る気や「神(しん・人間の根本的な生命心)」を活性化させたり、身体から離れないよう体内に留めさせるための法である。 存思の「思」という字の字源は、会意形声文字であり、もとの字は「恖」で、「囟(シン)」は、幼児の泉門の閉じていない頭を表し、「思」という字はその心を表している。〔ウィクショナリー・日本語版・思・字源より引用〕そのような状態は、内丹術における、人間以前の先天と人間としての後天の融合点を示している。内丹術においてはそれを還虚の状態であるとし、内丹術の最終目標としている。その「思」の状態に存在することを存思という。武当山で行われていた古式太極拳などでは、存思の状態で行う存思套路と呼ばれる一連の導引術があり、日本では瞑想太極拳と呼ぶこともある。〔書籍《簡化24式太極拳で骨の髄まで練り上げる技法》P89 「瞑想太極拳(存思套路)」より引用〕
== 脚注 ==
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抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「存思」の詳細全文を読む
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