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孝子(こうし)とは、父母によく仕える子供のこと。 中国では儒教において「孝」は最も重要視された徳目の1つであり、古代より顕彰の対象とされた。 日本でも儒教の影響を受けて、律令法に孝子を顕彰する規定が定められた。すなわち、賦役令では孝子・順孫・義夫・節婦の聞こえがある者を太政官に報告し、天皇へ奏聞を行い、その家の門前か所属する里の入口に孝状を掲げてその人物と同一戸の全ての公民に対する全ての課役を免除した。 また戸令には国守巡行の際に好学・篤道・孝悌・忠信・清白・異行の行いのある者を見出して中央に推挙することを義務付けている。『続日本紀』にはこれらの規定に基づく措置の記事が見られるが、宗族を主体とした中国的な家族制度を持たない日本において孝子の概念がどこまで正確に理解されていたか不明な側面もある。 江戸時代には領主により孝子に対する褒賞も行われている。 == 参考文献 == *大平聡「孝子」(『日本史大事典 1』(平凡社、1992年) ISBN 978-4-582-13101-7) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「孝子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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