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学区(がっく)とは、ある学校に通学する児童・生徒の居住地を限定したときのその区域をいう。校区(こうく)〔『新明解国語辞典 第六版』(三省堂、2005年)の「校区」の項目には「〔関西以西などの方言〕学区。」と記されている。〕、通学区域(つうがくくいき)〔札幌市立小学校・中学校の通学区域 ・芦屋市 通学区域 〕と呼ばれることもある。北海道の一部と北陸地方では、校下(こうか)とも呼ばれる〔NHK放送文化研究所"学区? 校区? 校下? - NHK放送文化研究所 "(2011年1月8日閲覧。)〕。 == 概説 == 一般に、日本の公立学校は、設立する地方公共団体(都道府県、市区町村)の住民を対象とするため、その住民以外はその学校に入学、通学することができないことが多い。また、その地方公共団体の施政区域を更に細分して、区域毎に通学できる学校を指定する場合がある。それらの区域の一つ一つが学区である。 日本の公立小学校、公立中学校の多くは市町村立(東京都区部のみ区立)である。それぞれの市区町村に複数の学校があるときには、一般に学校ごとに学区を定め、それぞれの住民が入学、通学できる学校は1校に限定されることが一般的である。近年、学区外の学校への入学、通学が認められることが多くなってきているが、大阪市や大阪府内など「しない させない 越境通学」を掲げて、越境通学(学区外入通学)を従来通り原則認めない方針の自治体もあり、学区外入学、通学の許容については地域差がみられる。 日本の公立高等学校は、都道府県立あるいは市町村立である。都道府県の中に学区を設置しなければならないという決まりがあり、学区が設定されていた。それぞれの都道府県の中に学区を設定する場合には、一つの学区の中に複数の高等学校を設置することがある。住民は、その中から任意の学校を選び、入学試験を経て、入学することとなる。学区制度は伝統校や進学校など特定の学校や、都心部の学校への受験生の集中を避けること、過度の受験競争を緩和すること、地域の高等学校、新設の高等学校を育てることに役立っていた。しかし、少子化を迎えた今それらの役割は達成できた。また、学区の設置義務を定めた法律も削除された。都道府県の中には、学生間の受験機会の不平等を招来するため、高等学校の学区を廃止する(全都道府県区にする)ところが出てきている。 日本の公立特別支援学校は都道府県立である。一般に、障害の区別ごとに、学校ごとの学区を設けるのが普通である。従って、公立小中学校同様、住居に応じて入学・通学する学校は1校に限定されるのが普通である。 通学者が転居のため、それまで通学していた学校の学区の外に出る場合には、地域によっては転学を指導される場合もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「学区」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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