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宅春日神社 : ウィキペディア日本語版
宅春日神社[やけかすがじんじゃ]

宅春日神社(やけかすがじんじゃ)は、奈良県奈良市白毫寺町にある神社高円山西北の麓、能登川の南に鎮座する〔池田源太宮坂敏和、奈良県史編集委員会編『奈良県史 第5巻 神社』、名著出版、1989、p.267〕。
祭神は天児屋根命比売神〔。
== 歴史 ==
社伝によると、天児屋根命は神護景雲2年(768年)、河内国枚岡から大和国添上郡高窓山麓に移座し、同年の11月9日に現在の春日大社の地に留まられたが、高円山の社地が当社地にあたる〔。創祀以来春日大社禰宜家が奉仕して今日にいたる〔奈良市史編集審議会編『奈良市史 社寺編』、吉川弘文館、1985、p.88〕。
山の辺の道沿いの当地方はかつて大宅郷と称して、古代豪族大宅氏が北大和を領していた際の要衝であった豊かな地域であったと伝わっている〔。
延宝9年(1681年林宗甫の書いた『和州旧跡幽考』では、「焼春日」の名で、「平岡明神御影向ましまして、後は本宮の嵩にうつり給ひき。遷宮の後、雷火に社焼しより、俗に焼春日といへり〔春夜神記〕。当代二座のやしろは、一社は春日明神、一社は法明房忍覚をいはひしとなり〔社伝〕。」とある〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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