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宇宙船地球号[うちゅうせんちきゅうごう]
宇宙船地球号(うちゅうせんちきゅうごう、)とは、地球上の資源の有限性や、資源の適切な使用について語るため、地球を閉じた宇宙船にたとえて使う言葉。バックミンスター・フラーが提唱した概念・世界観である。またケネス・E・ボールディングは経済学にこの概念を導入した。 == 初期の概念 == 地球を「宇宙を航海する船」に見立てる概念として最も初期のものは、19世紀のアメリカ合衆国の政治経済学者・ヘンリー・ジョージの名著、『進歩と貧困(Progress and Poverty)』(1879年)に見られる〔http://www.econlib.org/library/YPDBooks/George/grgPP20.html#Book%20IV,%20Chapter%202〕〔http://www.schalkenbach.org/library/george.henry/pp042.html〕。4巻の2章にはこうあるが、この時点では地球という「船」の貯蔵は無限であるとされている。 :「我々が宇宙を航海するために使うこの地球とはよくできた船である。もし甲板上のパンと肉が少なくなってきたようなら、我々はただハッチを開ければよい。そこには開ける前は夢にも見なかった食料が新たに補充されているのだ。そして他者への奉仕のために、非常にすばらしい命令が下されている。ハッチが開くとともに食料に殺到する人々が『これは俺のだ!』と言うことを許可する命令である。」
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「宇宙船地球号」の詳細全文を読む
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