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ウトロ
ウトロは、北海道オホーツク総合振興局斜里郡斜里町にある地名である。漢字表記は宇登呂。語源はアイヌ語の「ウトゥルチクシ (Uturu-ci-kus-i) 」であり、「その間を-我々が-通る-所」という意味である。 ==概要== 斜里市街から国道334号を知床岬方面に約50キロの位置にあり、斜里市街からの所要時間は自動車でおよそ40分程度である。 ウトロ港に知床観光船などの遊覧船乗り場があり、温泉街(ウトロ温泉)が広がっている。また、カムイワッカ湯の滝や知床五湖へ行くための道道93号の入口にもなっている。国道沿いのウトロ港東側の海岸は夕日のビューポイントである。町はずれにはチャシコツ崎と呼ばれるチャシ(ウトロチャシ)跡があるが、2005年(平成17年)にはこのチャシコツ崎下のトビニタイ文化の遺跡から熊を祀った痕跡が発見され、アイヌ文化成立の経緯を解き明かす為の重要な発見として注目を集めている。 知床峠を挟んだ羅臼町と共に知床観光の拠点となる場所で、2007年(平成19年)に道の駅うとろ・シリエトク、2009年には知床世界遺産センターが開設された。知床が世界遺産に登録されたことによる観光収益が期待されているが、同時に観光客の増加による環境破壊も懸念されている(観光業#問題を参照)。厳冬期には流氷が押し寄せ、地元の観光業者による「流氷ウォーク」のツアーが催行される。また、運がよければオジロワシなどの観察もできる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウトロ」の詳細全文を読む
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