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宇部電気鉄道デキ1形電気機関車 : ウィキペディア日本語版 | 宇部電気鉄道デキ1形電気機関車[うべでんきてつどうでき1がたでんききかんしゃ]
宇部電気鉄道デキ1形電気機関車(うべでんきてつどうデキ1がたでんききかんしゃ)は、かつて存在した日本の直流用電気機関車である。宇部電気鉄道(路線の一部は現、小野田線の一部)が1929年(昭和4年)にドイツのAEGで製造したもので、宇部鉄道(現、宇部線)への合併を経て、1943年(昭和18年)に同社の戦時買収により国有鉄道籍を得たものである。 日本国有鉄道に在籍した軌間1,067mmの電気機関車では、最小である。 ==構造== 動軸2軸を持つ凸型機で、ドイツ製らしくかっちりとしたアウトラインを持つ機関車であり、小型ながらも華奢さは感じられない。電源は直流600V、制御方式は直接式で、側面に扉1枚しかない小さな運転室の中央に、制御器が鎮座している。ブレーキ装置としては、空気ブレーキと手ブレーキの他に直接制御式でありながら電気ブレーキを装備しており、いかにもドイツ的な先進性も持つ。屋根は肩部にRのない単一曲線で、その上には独特の形状をした(上部の集電舟が前後に大きく離れており、側面から見ると六角形に見える)ヨーロッパ風の巨大なパンタグラフを装備している。 全長は6,100mmで、同じく買収機である元両備鉄道の11号形電気機関車(後のケED10形。軌間762mm)よりも短い。1時間定格出力はわずか160kW(540V定格)である。
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