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宇野経済学[うのけいざいがく]
宇野経済学(うのけいざいがく)とは、マルクス経済学の一派で、宇野弘蔵が1930年代の講座派と労農派の対立の止揚を試みることにより、その基礎を打ち立てた。宇野派、宇野学派とも呼ばれる。 ==三段階論==
宇野は経済学の研究を原理論・段階論・現状分析という三つの段階に分けた。原理論は論理的に構成された純粋な形での資本主義経済の法則を解明し、段階論は資本主義経済の歴史的な発展段階を把握し、現状分析では原理論や段階論の研究成果を前提として現実の資本主義経済を分析するものとした。この三段階論により、マルクスの『資本論』は原理論、レーニンの『帝国主義論』は段階論に属する著作として位置づけられ、資本主義経済が19世紀の自由主義段階から20世紀の帝国主義段階に移行しても『資本論』は原理論としての有効性を失わない、とされた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「宇野経済学」の詳細全文を読む
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