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安倍吉人[あべ の よしひと]
安倍 吉人(あべ の よしひと)は、平安時代初期の貴族。東山道観察使・安倍兄雄の子とされる。
== 経歴 == 弘仁14年(823年)従五位下より従五位上に叙され〔『日本後紀』弘仁14年11月20日条〕、天長4年(827年)正五位下〔『日本後紀』天長4年正月21日条〕、天長5年(828年)従四位下と〔『日本後紀』天長5年正月7日条〕、淳和朝前半に順調に昇進する。また淳和朝では式部大輔を務めている〔『日本後紀』天長10年3月5日条〕。 天長10年(833年)仁明天皇の即位に伴い正四位下に昇叙される〔『日本後紀』天長10年3月6日条〕。宮内卿を経て、承和3年(836年)に治部卿に任ぜられる〔『日本後紀』承和3年5月15日条〕。承和5年(838年)6月10日卒去〔。享年58〔。最終官位は治部卿正四位下〔。 式部大輔を務めたことや、若いころの和気貞臣に老荘を教授した話が伝わるなど〔『日本文徳天皇実録』仁寿3年4月14日条〕、学者であったとみられる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「安倍吉人」の詳細全文を読む
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