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安倍鉄道 : ウィキペディア日本語版
安倍鉄道[あべてつどう]

安倍鉄道(あべてつどう)は、かつて静岡県静岡市に存在した軽便鉄道路線およびその運営会社である。
== 概要 ==
明治時代末、安倍川沿いで産出される木材を運搬するための鉄道を建設する計画が安倍川周辺の住民の間で生まれ、1916年大正5年)4月15日〔今尾 (2008)〕、井ノ宮 - 牛妻間9.6km〔今尾 (2008) では9.4km〕が開通した。本来の目的である貨物輸送や地元住民の足として親しまれ、一時期は改軌や梅ヶ島温泉への延長〔開運 旧東海道 あちこち寄り道・散歩道 : 安倍街道 1 〕、藁科への支線〔鉄道省監督局の見解は「会社ノ現状ニ於イテ仮令免許セラルモ近キ将来事業ノ遂行覚束ナキモノト」とされ会社も書類返付を承知したNo.2「藁科線敷設免許願返付ノ件」『第十門・地方鉄道及軌道・二、地方鉄道・安倍鉄道・営業廃止・大正十一年~大正十五年』(国立公文書館デジタルアーカイブ で画像閲覧可)〕の構想があり、1923年(大正12年)には静岡駅までの延長も計画されたが、自動車の普及によって経営が悪化。安倍鉄道も1926年(大正15年)より井ノ宮-静岡駅間、牛妻-俵沢間の乗合自動車業を開始したが、結局鉄道を延伸することのないまま1933年昭和8年)10月20日に営業を休止、この間乗合自動車は営業していたが翌1934年(昭和9年)6月16日に鉄道旅客営業を廃止して、乗合自動車事業を山下バス〔『全国乗合自動車総覧』 (国立国会図書館デジタルコレクション)〕に譲渡。鉄道も11月15日〔〔をもって正式に廃止となる。最終の列車には乗客が1人もなかったという〔当時の牛妻駅長の談話『静岡県鉄道物語』121頁〕、寂しい終焉であった。なお、この路線は開業から廃止に至るまで一度も他の鉄道路線と接続することのない孤立した路線であった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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