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安全弁(あんぜんべん、)または逃がし弁(にがしべん、)は、圧力機器や圧力配管において内部圧力が異常に上昇した際に自動的に圧力を放出させ内部圧力の降下とともに自動的に閉じる構造の弁である〔『建築大辞典 第2版 普及版』彰国社 p.60 1993年〕〔石福昭監修・中井多喜雄著 『建築設備用語辞典』技報堂出版 p.12 1998年〕。 == 概要 == たとえば密閉した容器などに水を入れて加熱すると、内圧が上がりそのまま過熱すると内圧のため容器が破損する。このような爆発をさけるために安全弁が使用され、容器の内圧が上がり過ぎないようにする。 動作は、内圧が一定以上になると、スプリングの作用などにより、容器内の流体が自動的に配管系の外に流れ出し内圧を一定に保つ。この種の安全弁は容器内の圧力を一定に抑える必要のある、ボイラーなどに広く使用されている。近年では、ガス採掘所やその貯蔵所、受入基地などにも使用されていている。 構造上、おもり安全弁、てこ安全弁、ばね安全弁の3種類に分類される〔。 用途別には大分類として、蒸気用・ガス用・液体用があり、各配管径に対応できるようになっている。 右記の図は密閉型・レバー付というもので、可燃性ガス等を大気開放しないように気密が保たれているタイプのもの。下側にあるフランジを1次側、右側にあるフランジを2次側と言い、1次側は常に設備にて使用している流体が流れている。2次側は図のタイプであれば配管接続されていて、尚且つ大気開放しないように、安全弁が作動した時にはその流体を回収するようなチャンバーもしくは回収装置が設置されていることもある。 図以外のタイプでは、密閉型ではなく開放型もある。不燃性ガス、空気、水、蒸気などの場合は大気開放しても問題が無い(危険性が無い)ことが多いので開放型を利用する場合が多い。 また、水洗便器のフラッシュバルブの流水の制御も、この原理を応用している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「安全弁」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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