翻訳と辞書
Words near each other
・ 安東省 (満州国)
・ 安東省庵
・ 安東省菴
・ 安東県
・ 安東義良
・ 安東聖秀
・ 安東聖空
・ 安東能明
・ 安東舜季
・ 安東茂季
安東蓮聖
・ 安東警察署
・ 安東貞美
・ 安東軍山
・ 安東輝
・ 安東辰也
・ 安東近季
・ 安東通季
・ 安東連実
・ 安東連忠


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

安東蓮聖 : ウィキペディア日本語版
安東蓮聖[あんどう れんしょう]

安東 蓮聖(あんどう れんしょう、延応元年(1239年)〔「安東蓮聖(あんどうれんしょう)1239~1329」岸和田市公式ウェブサイト 〕- 嘉暦4年1月19日1329年〔〔〔〔〔2月18日))は、鎌倉時代後期の武士〔〔〔で、鎌倉幕府執権北条氏得宗家の被官(御内人)〔〔〔佐藤和夫安東水軍史論序説 」『弘前大学國史研究 84』1988 pp.28〕。父母、諱ともに不詳。通称は平右衛門〔〔〔。蓮聖は僧としての法名で蓮性と表記することもある〔。官は右衛門尉。安東平右衛門入道と呼ばれたことから姓と考えられている。子に安東円恵(安東治右衛門助泰)がいる。
本貫地については諸説あり、駿河国北安東荘(静岡県静岡市)〔、陸奥国津軽十三湊青森県五所川原市)、豊後国佐賀郷(大分県大分市)などが候補として挙げられている。摂津国和泉国を中心とした瀬戸内海沿岸一帯に所領をもち、主に西国の得宗領の管理や海運、金融に携わった。御内人が有徳人化した代表的な例とされている。
北条時頼の被官として、弘長2年(1262年)に西大寺叡尊への使者となり〔〔〔、翌3年(1263年)には信濃国善光寺に時頼が不断経衆の免田を寄附した際の沙汰をしている。一方で文永年間には京で山門の僧と結び借上を営んでおり〔〔、文永8年(1271年)には幕府の禁制を犯し近江国堅田浦で仁和寺の年貢運上船を差し押さえ、醍醐寺越中国石黒荘山田郷の雑掌から訴えられる〔など御内人でありながら悪党の側面も持っている。

文永10年(1273年)摂津国多田院造営の惣奉行に就く〔〔。建治 3年(1277年)には和泉国久米田寺の別当職を買得、所領を寄進し律宗の寺として再興、弘安5年(1282年)には叡尊を請じ堂供養を催行した〔〔〔。
弘安7年(1284年)守護北条兼時の元、摂津国守護代に就任〔〔。乾元元年(1302年)には数百貫の私財を投じて播磨国福泊港を修築している〔〔〔。
嘉暦4年(1329年)、京五条の私邸で91歳で死去した。久米田寺に伝わっている「絹本著色安東蓮聖像」は国の重要文化財に指定されている〔。
== 出典 ==




抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「安東蓮聖」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.