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安田銀行玉島支店強盗殺人事件 : ウィキペディア日本語版 | 安田銀行玉島支店強盗殺人事件[やすだぎんこうたましましてんごうとうさつじんじけん] 安田銀行玉島支店強盗殺人事件(やすだぎんこうたましましてんごうとうさつじんじけん)は、1933年(昭和8年)6月18日に日本の岡山県で発生した現職の警察官による強盗殺人事件。官給の制服を着用したうえでの凶行〔「明治・大正・昭和・平成 事件・犯罪大事典」401頁〕であったため、当局に衝撃を与えた。 == 事件の概要 ==
1933年6月18日午前1時ごろ、岡山県浅口郡玉島町(現在の倉敷市玉島中央町)にあった安田銀行(現みずほ銀行)玉島支店長の自宅へ制服姿の巡査が訪ねてきた〔岡山県警察史編さん委員会編 『岡山県警察史 下巻』649頁〕。巡査が言うには「銀行員に不正の者がいて、いま警察で取調べをしているが、銀行の金庫の中を調べてほしい」と〔岡山県警察史編さん委員会 前掲書650頁〕〔「明治・大正・昭和・平成 事件・犯罪大事典」では支店長に対し「銀行の通用門が開いており異常が無いか確認したい」と言ったとしている。〕”捜査”に協力するようとの指示であった。 そのため支店長(当時40歳)と巡査は、支店長宅の隣にある銀行へ行った。しかし、いつまでたっても2人が戻ってこないため妻と小間使いが不審に思い行内にいったが誰もいなかった。そのため支店長次席を呼び、午前4時半ごろに金庫室を開けさせると、そこには支店長が絞殺されており、金庫から現金3万円(21世紀換算で2000万円相当〔基準は日銀HPより〕)と有価証券が奪われていた。 犯人は巡査であるのが確実であった。そのうえ近隣の聞き込みから当時玉島では珍しい自動車〔参考文献によれば、当時玉島町には数台しか自動車がなかったという。〕が走っていた目撃証言が得られ、犯人は自動車で逃走したことが判明した〔岡山県警察史編さん委員会 前掲書650頁〕。また県内の乗合自動車会社から当夜、ハイヤーが岡山や玉島方面を客を乗せ走っていたと名乗り出たことから、客もただちに判明し事件発覚後わずか4時間後に犯人は高飛び寸前に勤務先の派出所で逮捕された〔岡山県警察史編さん委員会 前掲書651頁〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「安田銀行玉島支店強盗殺人事件」の詳細全文を読む
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