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安養寺城[あんようじじょう]
安養寺城(あんようじじょう)は、富山県小矢部市末友に在った城郭伽藍(日本の城)。安養寺御坊ともいう。市史跡。 == 規模 == 主郭は一辺が約200mの方形で、その周りを空堀と土塁で囲っていた。主郭から東側には「寺町」と呼ばれる地が在り、寺によって町割りが行われた寺内町を内包した惣構えを有していた。惣構えには「横矢掛かり〔塁線を直角に曲げる手法で、十字砲火を可能にする利点が有る。〕」が用いられていた。惣構えの東端には「大門」と呼ばれる地が在りここは現在でも周囲よりも一段高くなっている。また城域内には本願寺の連枝系寺院にのみ設けられた施設である「御亭〔「連枝」とは一族の中でも法主の子と兄弟にのみ与えられる最上の家格の事である(御連枝)。本願寺における「御亭」は身内の法事や儀式、内々の会談等に使用された施設であり、また迎賓館としての役割も有していた。〕」という地名も伝わっている。越中と加賀の国境越えの主要道として「田近道」が在るが、安養寺城へと通ずる為に「安養寺越え」とも呼ばれた。この地が如何に交通の要所であったかが窺われる事項であると言えよう。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「安養寺城」の詳細全文を読む
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