翻訳と辞書
Words near each other
・ 完全放射体
・ 完全数
・ 完全方陣
・ 完全時代
・ 完全植物性栄養
・ 完全正規直交系
・ 完全武装
・ 完全民営化
・ 完全治癒
・ 完全活性化膜電流・電圧関係
完全活性空間
・ 完全流体
・ 完全流産
・ 完全浸透
・ 完全混合
・ 完全溶液
・ 完全無形無心体
・ 完全無料
・ 完全無欠
・ 完全無欠のロックンローラー


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

完全活性空間 : ウィキペディア日本語版
完全活性空間[かんぜんかっせいくうかん]
量子化学において完全活性空間complete active spaceCAS)は、分子軌道の分類のタイプの1つである。
空間軌道はいかの3つに分類される。
* ''core'':常に2個の電子を持つ軌道
* ''active'':部分的に占有された軌道
* ''virtual'':常に0個の電子をもつ軌道
CAS法では適切なすべての活性軌道を考える。
その結果、波動関数は多参照なものとなり、単参照理論や密度汎関数法のものより多くの特性を持つものとなる。
active軌道はすべての分子軌道に拡張することができ、Full-CIな扱いが得られる。
現実には、中程度から大きな分子系ではCAS波動関数を最適化するのに必要な計算コストが大きくなってしまうため、使用が制限される。
CAS波動関数は、結合解離過程を正しく記述ための、いわゆる静的相関の第一近似を得るために使われる。
これには同程度のエネルギーをもつ電子配置の組を含む波動関数が必要である。
近接電子間の瞬間的な相互作用によるエネルギーを表す動的相関は、一般的に小さく、CASPT2NEVPTなどの摂動的な評価法によって修正することができる。
==関連項目==

* CASSCF
* 多配置自己無撞着場 (MCSCF)
* RASSCF



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「完全活性空間」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.