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宗廟祭礼祭 : ウィキペディア日本語版
宗廟祭礼祭[そうびょうさいれいさい]

宗廟祭礼祭(そうびょうさいれいさい、チョンミョ チェリェジェ、종묘 제례제)は、国王が臣下を率いて歴代王の魂が眠る宮をまつる、李氏朝鮮王室の祭礼儀式。年に一度、毎年5月第1日曜日、歴代王と皇后の霊が眠る宗廟で行なわれる。宗廟大祭(チョンミョデジェ、そうびょうたいさい)とも。
元来、四孟朔と言って春夏秋冬のそれぞれの季節の初めの月と、その年の12月に年五回行なわれていたものだが、現在は年に一度だけ行なわれるようになり、そのスケールは韓国最大の伝統行事と言っても過言ではない。
王が直接宗廟に出向いて先祖に感謝し、国の安泰を祈り、祭祀(チェサ、제사)という儒教的な儀式を行った。祭祀は日本統治時代には行われなくなったが、独立後復活した。
王の末裔にあたる全州李氏の一族の人々が集まり、伝統的衣装をまとって祭礼楽、楽章など、当時さながらの大祭を行っており、その模様は一般公開される。この儀式は、無形文化遺産保護条約の発効以前の2001年に「傑作の宣言」(第1回)がなされ「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に掲載され、無形文化遺産に登録されることが事実上確定していたが、2009年9月の初の登録で正式に登録された。
== 祭礼の順序 ==
# 就位:祭官が指定の位置につく
# 請行礼:位碑を出し祭祀を始める
# 農裸禮:神を迎える
# 進饌:祭床に供え物を置く
# 薦俎:神の席を清める
# 初獻禮:最初の杯を上げる
# 亜獻禮:2番目の杯を上げる
# 終獻禮:3番目の杯を上げる
# 飲福:神の恵みを頂く
# 徹邊豆:供え物を取り下げる
# 送神:神を見送る
# 望燎礼:祝文と碑を焼く

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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