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宗教間対話 : ウィキペディア日本語版
宗教間対話[しゅうきょうかんたいわ]

宗教間対話(しゅうきょうかんたいわ、)は、異なる宗教信仰する人々の間で宗教間の対立を解消し、平和を目的として協力し合うために話合いをすること。また、話し合いの場。多様な文化のなかで宗教が共存の道をとり、棲み分け性を獲得し、宗教の普遍性を確認する場であり、宗教論争的な議論を指すものではない

==歴史==
西欧では、宗教間対話の歴史は、宗教の歴史そのものと同じ程度に古い。人類は、隣人との争いがない時には、その隣人を理解しようと努力してきた(相手を理解することが、自分の身を守るための方策であるばかりでなく、対話が行われている間は争いが先延ばしされるためである。)何世代にもわたって、幾度となく宗教間イニシアチブや宗教間対話が行われたことを、歴史は記録している。
宗教間における対話と行動は幾世紀もの間にわたって行われてきた。例えば、ムガル帝国時代のインドでは、アクバル大帝が寛容を奨励した。ムガル帝国は、イスラム教徒、ヒンズー教徒、シク教徒、キリスト教徒などの様々な宗教的背景を持った人々からなる、多元的な国家であったからである〔Progressive Scottish Muslims: Learning Interfaith from the Mughals: Akbar the Great (1556-1605) 〕。
20世紀前半より、キリスト教と非キリスト教を信仰する人々による対話がより活発化している。2008年より、国際連合の会議において、異なる信仰を持つ上級事務局員を採用し、異教徒間が協力するべきであるとする宣言がされた。
社会全体が世俗化し、宗教的にも多元化しているために、近年は、ますます対話の重要性が高まっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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