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養源院[ようげんいん]
養源院(ようげんいん)は、京都市東山区にある浄土真宗遣迎院派の寺院。蓮華王院(三十三間堂)の東向かいに位置する。養源院の寺名は浅井長政の院号から採られた。もと天台宗。 == 歴史 == 文禄3年(1594年)に豊臣秀吉の側室・淀殿が父・浅井長政、祖父浅井久政らの二十一回忌の供養のために秀吉に願って創建した。浅井長政・久政は天正元年(1573年)、小谷城で自刃している。開山は浅井氏の庶流にあたる比叡山の僧成伯法印である。元和2年5月7日に崇源院(江)が養源院で淀殿・豊臣秀頼の菩提を弔う〔宮本義己『誰も知らなかった江』(毎日コミュニケーションズ、2010年)255頁〕。その後、元和5年(1619年)、火災により焼失。元和7年(1621年)、淀殿の妹である徳川秀忠の正室・崇源院(江)の願により再興された。以後、徳川氏の菩提所となった。もと天台宗で第二次大戦後に浄土真宗遣迎院派に改宗した〔『日本歴史地名大系 京都市の地名』 pp.274 - 275〕。
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