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宗鏡録 : ウィキペディア日本語版
宗鏡録[すぎょうろく]
宗鏡録(すぎょうろく)は、中国五代十国呉越から北宋初の僧、永明延寿が撰した仏教論書、100巻。
961年の成立である。
撰者の延寿は、雪峯義存の弟子である翠巌令参のもとで出家し、天台徳韶の嗣法となった僧である。延寿の主著が、本書であり、禅をはじめとして、唯識華厳天台の各宗派の主体となる著作より、その要文を抜粋しながら、各宗の学僧によって相互に質疑応答を展開させ、最終的には「心宗」によってその統合をはかるという構成になっている。
この総合化の姿勢は、その『万善同帰集』にも見られるものであり、後世になって、「禅浄双修」「教禅一致」が提唱された時、延寿の著書が注目されることとなった。
大正新脩大蔵経』第48巻「諸宗部」5に収録されている。
==脚注・出典==

category:論 (仏教)


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「宗鏡録」の詳細全文を読む



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