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官製はがき : ウィキペディア日本語版
はがき

はがき(葉書〔「葉書」は借字とされる。(『新明解国語辞典第四版』 三省堂、1996年)〕、端書)は、手紙の形態の一つ。郵便葉書の略。カタカナで「ハガキ」と書く場合もある。
郵便約款で定められた規格・様式に基づき、郵便料金を示す証票が印刷された通信用紙(官製はがき)およびこれを基準として作られた、切手を貼って出す通信用紙(私製はがき)。
宛先と本文を一枚の厚めの紙(サイズは官製はがきで100.0mm×148.0mm)に書いて、封筒に入れずにそのまま送付する。
英語では''PostCard''または''Postal Card''。フランス語では''Carte Postale''。
== 語源 ==
「はがき」は「はしがき」、つまり「端・書き」から派生した言葉で「''端書''」・「''羽書''」とも書かれた。古文書学においては文書料紙の右端を「端」と称し、端部分には「端書」(はしがき)と呼ばれる覚え書き・メモ等が記されていることが多いことから、もともと「端書」は紙片等に書き付けた覚え書き、また覚え書き等を書き付けた当の紙片等をも意味した(紙片に記したメモを文書に貼り付けたものは、付箋押紙などと呼ぶこともある)。江戸時代には、金銭関係の催促状や通知文書が、「端書」と呼ばれた。明治時代に郵便制度が出来てからは、もっぱら「郵便はがき」の意味で使われ始め「葉書」という表記が一般になったとされる。そのため、今日はがきといえば一般的に「郵便はがき」のことを指すが、「葉書」は当て字であり、「端」の代わりに「葉」を使う理由については、「タラヨウ(多羅葉)」の木から「葉書」の「葉」が来た、など諸説あり、確かなことは分かっていない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「はがき」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Postcard 」があります。



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