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礎石(そせき)とは、建造物の土台(礎)となって、柱などを支える石のこと。転じて、ものごとの土台や基礎のことをさす。 礎石を用いない場合、柱が直接地面と接することから湿気や食害などで腐食や老朽化が早く進む。 近代以前の建物において通常使われるものであったため、地震による倒壊や焼失をした後でも礎石だけは残り、後世、歴史などを知る貴重な資料となる。 ==定礎== 定礎(ていそ)は建物の土台となる礎石を定めることである。本来、住宅などを建てる際には、土台の石が必要であったため、定礎式は工事にとりかかることであったが、現在はビルなどに竣工年月日等を彫り込んだ定礎板を埋め込む式典などに変化しており、ある程度建設が進んでから式が行われることもある。定礎石(定礎板)は南東に置かれる事がほとんどである。 中には鉛・銅・ステンレス製などの定礎箱が埋め込まれ、建物の図面・定礎式当日の新聞・出資者名簿などが入れられタイムカプセル化されている事もある〔定礎箱の中身と定礎式 〕。全面改築に伴う取り壊しなどで開封される場合以外、中身を見る事はできない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「礎石」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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