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定義温泉(じょうげおんせん)は、宮城県仙台市青葉区大倉にある温泉である。旅館は奥羽山脈・船形山南東麓の湯川(名取川水系広瀬川上流の大倉川の支流)沿いに建つ。近くには、平貞能の平家落人伝説や子授け信仰がある定義如来(西方寺)が存在し、地名の由来となっている。 「じょうぎおんせん」とも呼ばれることについては、「西方寺 (仙台市)#名称」を参照。 == 解説 == 古くより「逆上引き下げの湯」として知られ、精神疾患に特効があるとされるが、一般的な温泉地ではなく、一般人の宿泊は一切できない。 : ノイローゼ、自閉症、その他脳疾患など神経性疾患の治療を専門とする、完全予約制の療養温泉である。 : 開湯当初から専門湯治場のスタイルを貫いている。そして、伝統的な療法を堅持しており、数年ぐらいでの患者の社会復帰を目指している。 山あいに旅館が一軒佇む。かなりの歴史を感じさせる建物はコの字型の木造2階建てで大きく風格がある。背後には山が迫っており、落ち着いた静かな環境である。1969年の雑誌『旅』に、精神科医の斉藤茂太が訪問記を書いたことがあり、それによれば昔は暴れる患者を縄や鎖で縛りつけて入浴させ、2日間絶食させると鎮静したという。そのための専用の浴槽があり、畳一畳ほどの小さなものだそうである。 かつて興味本位のマスコミらが、この温泉に対して誤解を招くような報道や記事で煽り立てたことがあり、また、釣り客や定義薬師の参拝客が泊めてもらおうとして、けんもほろろに突き返されたケースも少なくないため、一部の人には大いなる誤解を招いているのも現状である。今日においても、物見遊山の施設見学は言うまでもなく、純粋な療養目的以外での訪問、問い合わせは避けるようにしたい。 2015年(平成27年)現在、2011年(平成23年)の東日本大震災による被害の影響で閉鎖されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「定義温泉」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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