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定足数 : ウィキペディア日本語版
定足数[ていそくすう]

定足数(ていそくすう)は、合議制の機関が議事を開き、また、議事を行うために必要な最小限度の出席者数をいう。なお、この意味の定足数を議事定足数というのに対して、表決数は議決定足数とも呼ばれる〔松澤浩一著 『議会法』 ぎょうせい、1987年、457頁〕。
==概要==
本来、議事機関はその構成員全員が出席した上で運営されるべきものである〔松澤浩一著 『議会法』 ぎょうせい、1987年、452頁〕。現実には全員の出席が難しいことも多いものの、極めて少数の構成員(議員)のみをもって議事を決することは不当である〔。そこで定足数が設けられる。
定足数は会議を開会する要件(議事を開く要件)であるとともに、会議を継続するための要件でもある〔佐藤功著 『新版 憲法(下)』 有斐閣、1984年、729頁〕〔樋口陽一・中村睦男・佐藤幸治・浦部法穂著 『注解法律学全集3 憲法Ⅲ(第41条~第75条)』 青林書院、1998年、116頁〕〔松澤浩一著 『議会法』 ぎょうせい、1987年、452-453頁〕。定足数を満たさずに行われた議事は無効である〔佐藤功著 『新版 憲法(下)』 有斐閣、1984年、729頁〕〔樋口陽一・中村睦男・佐藤幸治・浦部法穂著 『注解法律学全集3 憲法Ⅲ(第41条~第75条)』 青林書院、1998年、116-117頁〕〔松澤浩一著 『議会法』 ぎょうせい、1987年、454頁〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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