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定速運転[ていそくうんてん] 定速運転(ていそくうんてん)とは、鉄道の列車の運転に於いて、任意の速度を設定速度としてその速度を維持するよう自動的に列車速度の加減速を行うものである。車両工学上では「定速(度)制御」とも言われ、自動車のクルーズコントロールに相当する。 == 概要 == 一般的な列車の運転では、駅を発車し一定の速度まで加速すると惰行(惰性走行)運転するが、惰行中に速度が低下すると再力行(加速)を行い、下り勾配では増速しないようブレーキを微調整しながら通過する。しかし、優等列車などでは次の停車駅までの距離が長く、運転士はこれらの作業を繰り返し行うこととなり、運転疲労の原因となる。そこで、これらの制御を自動化したものが定速運転である。 VVVFインバータ制御方式が登場するまでは複巻整流子電動機の分巻コイルの界磁電流を磁気増幅器、可変抵抗器、サイリスタなどで制御を行う方式が主流であったが、VVVFインバータ制御方式は周波数を固定することにより簡単に定速運転を得ることができるため急速に普及した。 運転曲線が「ノコギリ運転」になるのを抑え、最高速度や制限速度を保って走行することができるため、全体的にスピードアップにつながるというメリットもある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「定速運転」の詳細全文を読む
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